年度末ですね。

研究所の年度内の仕事も今日でひと段落。

 

今年度、最後の仕事は、ADHD当事者さん宅の整理収納でした。

研究所では個人宅の整理収納作業を事業としては行なっていので、ご本人の強い希望や紹介に限り、写真資料の提供を条件として、一年に1〜2件の範囲で行っています。

 

ADHDのモニターさん

 

今回のADHD当事者さんは、発達障害住環境サポーターと事務局スタッフの2名で伺っていて、私、森下はご本人に会っていないのですが、写真を見ながら、改めて社会制度を活用できたらいいのに、、と思います。

外では働けていても、自宅ではどんなにストレスが溜まっているだろう、と感じます。

私の母がそうであったように、経験した本人や家族でなければ、こうした支援の必要性は理解が難しいのです。

こうした当事者の人たちで、自宅での生活支援を受けている人はごくわずかで、課題には以下のような段階があります。

① 本人が発達障害やその傾向が強いことを認識できていない

→ 特性により、自分を客観的に見ることが苦手

② 病院で診断を受けても、そのあとの生活を具体的にどうしたらいいのか途方にくれている

→ 物的環境の重要性への認識はドクターにより差があります

③ 生活支援を頼んでも、直接の支援者に発達障害と環境整備の知識がないことが多く、信頼関係が築けず断ってしまう

→ まさに、これが研究所を設立した動機です

 

たしかに、ADHDの傾向がある人でも、一つ一つの「物」に対する認識が強くなったり、美意識への強いこだわりがある人の場合は、インテリア性を優先させることで、部屋全体でのバランスに意識が行くようになることで消費行動が変わるケースもあります。

いずれにしても、子どもの頃に身についてしまった習慣は怖いもので、各家庭の食習慣と同じように、親の消費行動が子どもにもコピーされてしまうケースは多いものです。

 

ASDのケース

もう一つ、先日面談を初めてした、ASDの人のケースもあります。

こちらは、障害者地域生活支援センターの担当者さんと連携を図りながら進めているものですが、20代男性で実家の部屋に物があふれてドアから入れなくなってのヘルプです。

最初は、ICF(国際生活機能分類)に沿ってヒアリングするのですが、今回の行き慣れたカフェでの面談では別からのアプローチでスタートしました。

こだわりが強いASDの人は、いくら私が専門家でも安易に作業をするのは難しいのです。

私自身がASDの傾向が強いので、その気持ちも行動も理解しやすく、当事者さんとの信頼関係を何よりも優先。

定期的なコンタクトを通して、自己肯定感を高め、自らの行動へと導きます。

 

精神障害に分類される発達障害ですが、私が交流している当事者さんは笑顔が素敵な人が多い!

だから私には、彼らがまばゆい光を放つ前の原石に見えてしまうのです。

 

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それでは、今年の決算と事業報告、そして来年度の予算と事業計画、、、

理事会と総会に向けて詰めの作業に入ります!

 

 

 

 

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