2017年2月18日、京都の池坊短期大学において、「第1回暮らしデザイン研究所フォーラム」が開催されました。
全国より多くの「発達障害住環境サポーター」や「高齢者の整理収納サポーター」が集まり、また午後には一般の方々の参加でとても賑やかなフォーラムとなりました。

午前の部(限定プログラム)

午前の部は、当研究所が認定している「発達障害住環境サポーター」「高齢者の整理収納サポーター」として全国で活躍する有資格者のための時間です。

まずは、第1回フォーラムということで、日頃、サポーターの皆さんと電話やメールで対応している事務局スタッフや、組織運営を支える理事からのご挨拶です。

高齢者 新テキスト解説

この日、かもがわ出版から発行されたばかりでお披露目となった、新しい公式テキスト「地域で支える高齢者の整理収納~自宅でいきいき暮らすために~」は、以前のテキストに比べて情報量が増え、イラストや写真、また図解が充実しました。
執筆協力者である複数の認定講師によるテキストの解説後、疑問点について学び合いました。

発達障害 パネルディスカッション

発達障害児・者をご家族に持つサポーターによる「わが家の工夫」発表や、「その人その人に配慮した住環境とは ~これまで…そしてこれから~」では、障害者差別解消法として発達障害への理解、地域とのかかわりや行政との連携など意見を交換しました。

午後の部(公開プログラム)

午後の部は、「京都オムロン地域協力基金助成事業」として開催させていただきました。

福祉分野における住環境整備の大切さに関心を持っていただくため、広く一般市民の皆さんへの参加を呼びかけたところ、直前に京都新聞でも取り上げていただき、当日は定員を超える参加者を迎えることができました。

基調講演

「ポジティブコミュニケーションから始めるみんなにやさしい環境づくり」

龍谷大学保健管理センター 須賀英道教授(精神科医)

※ 2017年度より短期大学部に異動

「住環境や整理収納とポジティブ・コミュニケーションがどう関係するの?」と思われる方もいるかもしれません。

当法人の理事長森下が整理収納を生業として10年。ADHDと思われる家族との40年を超える関係性を振り返るなかで、もっとも大切だと考えるようになったのが、このコミュニケーションです。

当研究所の理事でもある須賀医師が推進している「ウェルビーング思考(ポジティブ心理学)」では、この正のサイクルを楽しみながら身につけてゆくことができます。

この日の基調講演でも、病気や問題、欠点等が視点を変えることによって強みや才能に気づき、自己肯定ができるコミュニケーションの方法をお話いただきました。

隣に居合わせた初対面同士の方が先生のポジティブコミュニケーションにより、積極的にお話をされるようになり、会場のあちらこちらで笑い声が響いていました。

入門編ミニセミナー

発達障害住環境サポーターによる「発達障害の環境整備」

高齢者の整理収納サポーターによる「高齢期の整理収納」

発達障害の当事者の講師がご自宅の整理収納を発表されたり、高齢者ではカバンワークの実演が行われたりと、視覚的にもわかりやすく、参加された一般の方々にも好評を得た時間でした。

発達障害の方も高齢者の方も住環境や整理収納を整えることによって、より安心した生活を送れることの大切さを再認識されたようでした。

学生サポーター育成プログラム

事例紹介「京都女子大学社会教育実習」

当研究所では、2016年度より「学生サポーター育成プログラム」を実施し、発達障害や高齢期の生活を支援できる人材育成を行なっています。

初年度となったこの年は、「発達障害住環境サポーター養成講座」において、京都女子大学の学生2名を受け入れました。

この日の事例発表では、受講後の実践報告レポート作成のために、担当教官の研究室を整理収納した過程をスライドにして発表してもらいました。

内容も丁寧にまとめられており、若い力にあふれ、今後支援者として活躍を期待されています。

福祉と整理収納を”つなぐ”がキーワードの今回のフォーラムでしたが、参加したサポーター同士の交流の場ともなり、とても情熱が感じられたフォーラムになりました。

来年の3月には、東京で「第2回 暮らしデザイン研究所フォーラム」が開催される予定です。

関東方面のサポーターや認定講師、第1回のフォーラムに参加できなかった方、また発達障害や高齢期の整理収納に興味のある方など、是非ご参加ください!


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