13775941_510224972513754_5928159357937965058_n

「高齢者の整理収納サポーター基礎研修講座講師」の源です。

徳島で整理収納サポーター、インテリアコーディネーターとしてお仕事している私ですが、いろんな角度・視点からの「高齢者の整理収納」ということで、2世帯住宅ご新築のお客様とのお打ち合わせの中でのお話を少し・・・。

親世帯ご夫婦+子世帯ご夫婦+私で、先日は収納に関してのプランや造作のお打ち合わせ。

母「私モノが基本的に捨てられないんです。」

母「嫁入りタンスを新しいお家に持ち込むべきか処分するべきか悩んでるんです」

娘「でも、中に入っているものはほぼ持っているだけで着ないものなんよな?お母さん」

娘「大体、ずーっと置いてあるだけじょ。」

母「ほうなんやけど・・・捨てるのはちょっともったいないんよ。」

娘「ほんなん、新しい家につかわんもん持っていってどうするん」

・・・ひたすらやりとりが続く。・・・

最後はものすごく険悪な雰囲気に。
これ、本当によくあるパターン。

親=捨てられない。
子=捨てられる。

娘さんが実家の片付けをして、はーすっきり!なんて思っていたのもつかの間、「娘が帰った後、私、ごみ袋からまた取り出して、元に戻したのよ」なんてお母様の話も以前、どこかで聞きましたっけ(苦笑)

お母様によくよく現状を聞きながら、一緒にひも解いていくと・・・それらのタンス・洋服を「持ち続け、管理し続けていく事に対するストレス」の方が持っている満足感より何倍も大きいことにお母様自身が気づかれました。

「新居引っ越し前に、きちんとモノの整理をして要らないモノ持ち込まずスッキリ暮らせるようにします!」

タンスを手放すと決めたお母様は晴れ晴れとした様子でした。

「けど、どうしてもこれだけは新しい家に連れていきたいんです」とお母様。

「そうしましょう!無理にすべて処分しなくても大丈夫ですよ」と私。

タンスと緩衝しない位置に棚の取付位置をご提案、後にそのタンスを処分しても、空いたスペースを無駄なく活かせるような造作もご提案。

娘さんもお母様も納得。

・・・断捨離やミニマリストと言った言葉もありますが「捨てる=片付く」という概念はすべて正しい事ではないと、私自身思っています。
もちろん減らす、捨てるをしないと物理的に片付かない場合もありますが・・・。

特に高齢者の方にとって、「持っている事で安心するモノ」「心のよりどころになっているモノ」があるということ。

「見た目がきれい。」だけではなく、高齢者の方の気持ちに寄り添い、心安らぐ整理収納を同じ目線で考える事。

私自身も、お施主様にこうやって、いろんな気付きを頂けることに感謝なのです。


お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ