高齢者の整理収納サポーター養成講座・基礎研修認定講師の清水麗子です。
私が参加しています「大阪市民後見人」のシンポジウムが11月12日(土)大阪市/北区民センターホールにて開催されました。基調講演は成年後見センター・リーガルサポート副理事長である梶田美穂司法書士「成年後見制度と市民後見人活動 ~わたしにもできる社会貢献~」、そして市民後見人2名の後見人活動事例報告でした。
皆さんは市民後見人をごぞんじですか?
成年後見制度は平成12年に創設され、今年5月には成年後見制度利用促進法が施行されました。判断能力が不十分な高齢者・障がい者の意思を尊重し、本人の財産や生活を守る成年後見制度。成年後見制度には、今は元気だが、将来、判断能力が不十分になったときに備えておく「任意後見制度」と、既に判断能力が不十分な方に代わって法律行為をしたり、被害にあった契約を取り消したりする「法定後見制度」があります。市民後見人はこの法定後見制度にあたるサポートをおこなっています。

 

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大阪市では成年後見支援センター等と協働し、第三者後見人として身近な地域から本人に寄り添って支援をする「大阪市民後見人」を養成しています。大阪市は先駆的な取り組みをおこなっていますが、行政先導ではなく思いの熱い専門職等の関わりがあって現在にいたっています。基調講演の梶田先生も立ち上げから関わられた専門職のお一人です。
私は1期生ですが、もうすぐ大阪市民後見人10期生が誕生します。オリエンテーション基礎講習4日間の後、レポート・面接による選考実務研修9日間・施設実習4日間面接を経て大阪市の市民後見人バンクに登録します。その後、受任調査委会議を経て家庭裁判所から選任され、後見活動をおこないます。求められるスキルは専門職(弁護士・司法書士・社会福祉士等)と変わりません。現在、大阪市民後見人の登録者は231人、家庭裁判所からの選任確定件数は134件になります。
成年後見制度の基本理念は、「自己決定の尊重」「ノーマライゼーション」「現有能力の活用」です。本人の意思を可能な限り尊重すること、本人の安心・安全な生活の確保、維持することが後見人の職責ですが、相反する事も多々あります。本人は自宅で暮らしたい、しかし、鍋の空焚きや転倒が度々おこる・・・後見人としてどうするか?悩みながら支援しています。市民後見人の特徴にあげられるのは、身上監護に重点をおいた後見事務をおこなうことです。財産管理事務もありますが、身体監護の業務の延長線上に財産管理がある。身上監護を行うためにその費用として財産管理をおこなうというスタンスをとっています。「市民後見」は、市民・行政・司法・専門職による協働のシステムであり、共に助け合う地域社会の再生でもあります。また、市民による権利擁護活動として、市民エネルギーの有効な活用の場ではないかと思います。成年後見制度利用促進法により、あなたの暮らしている町も市民後見人養成講座等を開始されているかと思います。わたしにもできる社会貢献、市民後見人という活動に興味をもっていただければ幸いです。

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元記事:2016/11/24  Facebookページ「高齢者の整理収納サポーター」

 

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