私が講師として人前で話す仕事をするようになって10年が過ぎました。

今は、育成したサポーターや認定講師の人たちから「伝え方」についての相談を受けることも多いので、今回は最初の頃によく受ける質問を紹介したいと思います。

 

当時、先達となる人がゼロに近い業界のなかで整理収納を仕事として選択することは、イコール、自分で事業を立ち上げることでした。

以前は人前に立つだけで緊張するような性格だった私が講師の仕事をするということは、収入安定化のための止むを得ずの選択だったと言えます。

最初の頃は伝え方にフォーカスするレベルに遠く及ばず、人前で話すことをどう克服したらいいのか悩み、知り合いが主催していた落語研究会のビジネス活用のための連続講座に参加したり、ある講演会で銀座の呉服店の社長が強い想いを伝える姿勢から学んだりの日々でした。

その後、講師の経験を積むにつれて、人前で話すことだけでなく、少しずつ伝え方の技術も身につけてきたように思います。

そうした経験がある私からすると、早い時期での伝え方の相談は、ある意味頼もしいことでもあります。

 

講師から最初に受ける相談

さて相談内容というのは、、講座のアンケートで「知っていることが多かった」というものです。

日常のなかで繰り返される整理収納について伝えるセミナーでは、多くの講師がこうした意見を一度はもらうことになると思います。

こうした意見につながる理由は、講師側の伝える技術の不足や現場事例の少なさと参加者側の受け取る姿勢の両方にあります。

 

〈基礎研修〉を例にあげると、この研修の目的の一つは「身近な人をサポートする」としていますので、講師は早い段階で「すでに知識を持っている方は、(参加者が)自分でサポートをする時の言葉を考えながら受講してください」と伝えることで、受講への意識を高めておきます。

また、現場での事例の豊富さや考察の深さを得る事で、伝える技術の不足は補完される面もあります。

 

参加者に共通すること

参加者の知識・実践レベルはまちまちなのですが、どのような内容の講座であっても共通していることがあります。

 

◎ 感謝を書いてくる参加者

・早く会場に到着して、設営の手伝いを申し出てくれる

・内容からインスピレーションを受けて、即座に発展させることができる

・内容だけでなく運営面にもヒントを見つけ、多くを持ち帰ることができる

・必ず感謝の言葉がある

・経営者など、社会的な立場がある

 

◎ 改善提案ではなく、低評価を書いてくる参加者

・受け身で受講している

・講座を通して感謝の意識があまり感じられない

・講師や役職者など、伝えたり主催する立場にない

・自分が発した言葉が今後に影響することを考えなくて良い立場にある

 

私も普通にお勤めしていた頃は、後者でした。

物事を批判したり評価することでしか、自分を高めることができていなかったように思います。

ですが、ご縁のある経営者や先輩方が講座に参加してくださる時の姿勢や、私自身もどこかの講座に参加する機会があると、ここにあげたような違いをハッキリと感じます。

ですから、講師の人からこうした相談があると、講師の伝える技術だけではカバーしきれない場合もあるため、それはそれで仕方ないと思うこともあります。

時間を遡ると集客につながる講師のブランディングとも深い関係があるのですが、それはまたの機会に。。

 

リアルで伝えることの価値

参加者の方からは受講料をいただきますので、相応の満足度を持っていただけるように講師の努力はもちろんですが、私はどのような時も基本はwin-winであると考えています。

なぜなら、講座の運営には参加者、一人ひとりの意識も、プラスであれマイナスであれ、大きく影響することを知っているからです。

知識や情報がインターネットに溢れている時代において、それでもリアルで伝える価値を考えた時、そこには講師からの一方通行ではない、参加者からの情報提供を含めた全体意識によるかけがえのない時間になるのだということを、今一度、しっかりと考えて行く必要があるように思います。

 

 

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